セラミド

セラミドはお肌の潤いを保つ重要な物質

角質層の保湿を担っているのは、セラミドと呼ばれる細胞間脂質です。
これは角質と角質のあいだに隙間なく埋められており、角質のバリア機能を高めます。

 

角質は皮膚の最表面の表皮であり、細胞としては死んでいますが、水分を約30%含んでおり、外側からの刺激や紫外線を跳ね返し、また内側からの水分の蒸発を防ぎます。

 

この30%の水分のうち、80%がセラミドによるものです。
セラミドが減ると、その分だけ乾燥しやすくなり、お肌の潤いはなくなっていきます

 

お肌の乾燥は、水では防ぐことはできません
脂質であるセラミドで補う必要があります。

乾燥した肌は危ない

肌が乾燥すれば、それだけ外界からの刺激にも弱くなります。

 

角質と角質を繋ぎとめているセラミドが少なくなれば、皮膚表面に並んでいる角質がガタガタになってしまいます。
ガタガタになった角質は、紫外線や刺激など外側からのダメージが防ぎきれず、皮膚の内部にまでダメージが到達してしまいます。

 

紫外線のダメージが基底層を突き抜けてメラニン色素が沈着すると、しみになって残ります。

 

年齢とともにセラミドは減少するため、しみが残りやすくなってしまうのです。

 

乾燥肌は、紫外線などのダメージを防ぐのに十分な保湿を持っていないため、非常に危険です。

セラミドは他の化粧品の原料に比べて高価

美肌効果のあるほかの成分と同様、セラミドも年齢とともに生産量は減っていきます。

 

そのため、化粧品やサプリメントなどで補うことになりますが、実はセラミドは他の化粧品の原料よりも比較的高価だったりします。

 

原料が高価なため、偽物のセラミドも世の中には出回っています。
では本物と偽物を見分ける基準というのはどこにあるのでしょうか?

本物のセラミドを見分けるには?

化粧品に使われるセラミドは、以下の4つです。

 

  • 動物性の天然セラミド
  • 植物性の天然セラミド
  • 酵母から生成したバイオセラミド
  • 石油原料から合成したセラミド

 

一番最後の、石油原料による合成セラミドが偽物のセラミドです。

 

本物のセラミドは、セラミド1やセラミド2などと数字が書かれていたり、または単にセラミドと表記されていたり、天然セラミドと銘打ったりしています。

 

合成されたものは、はっきりいえばセラミドに似せただけの別物です。
成分は似ているので効果も多少はありますが、値段に見合うものではありません。

 

もっとも効果が高いのは、やはり動物性のセラミドです。

 

馬プラセンタと同様、馬から取られたスフィンゴ脂質から作られるものも多いです。

 

効果がある分、本物は割高で、どうしても3千円以上はしてしまいます。
1万円も超えるのもザラです。

 

値段に差があるのは、濃度の違いからです。
本物を使っていても、他の成分で薄めていれば、その分安くなります。
セラミドの濃度まではメーカーは教えてくれませんので、実際に肌で試す必要があります。

 

とはいえ、今は口コミが広まるのが早いため、粗悪なものは早々に淘汰されてしまうので、あまり心配することもないでしょう。

 

馬プラセンタと馬セラミドが配合されたリマーユプラセラ原液は、お試し5mlが2,700円のところ、初回限定で1,080円で利用できます(今だけ送料無料)。


 

季節に関係なく、紫外線量は年々増えています。
セラミドで角質のバリア機能を復活させましょう!

 

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