プラセンタの製造・生成方法

プラセンタの製造・生成方法

プラセンタ製造・生成方法によって栄養素がかなり左右する場合があります。
内容量や原料の品質とともに、製造・生成方法にも注目すべきです。

 

プラセンタの製造方法を簡単にみてみましょう。

粉末プラセンタの場合

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凍結した胎盤をプラセンタを製造する工場へと運んできてから有効部位を取り出します。

 

粉末のプラセンタの場合、取り出した胎盤を粉砕して低温殺菌したのち、乾燥させます。

 

乾燥させたプラセンタを、特殊な機械でとてもつもない細かさへと微粉化していきます。

 

粉になったプラセンタを結着コーティングします。

 

これは、胃ではなく腸で溶けるようにするためです。
胃で吸収されてしまうと、単なる栄養となってしまうためです。
除放性といって、わざと成分の溶出を遅くし、もっとも効果的に人体に美容成分が作用するように工夫されています。

プラセンタエキスの場合

一方、プラセンタエキスの場合は製造方法がいくつかあり、製品によって異なります。
この生成方法の違いによって、効果が変わってくるのです。

 

簡単な流れをいえば、凍結胎盤の細胞を破壊し、液体化させて滅菌したあと、ひたすらろ過と抽出を繰り返して無菌100%の原液を作り出します

 

このときの抽出方法に、以下のようなものがあります。

プラセンタエキス抽出方法の種類

分子分画法

特殊なフィルターによって必要な成分を取り出す方法で、有効成分がほとんどそのまま抽出されます。
1992年に確立された、比較的新しい生成方法です。

 

凍結分解法

逆に、昔からある方法としては、凍結と解凍を繰り返して細胞膜を破壊し、細胞内の成分を抽出する方法があります。
有効成分も一緒に壊れてしまうので、美容関連ではあまり使われていません。

 

塩酸分解法(加水分解法)

1970年代後半以降に日本の加工食品業界で使われている方法で、原料のたんぱく質を加水分解します。
ただ、塩酸分解法を使った場合、発がん性物質が少量ながら生成されてしまう可能性があるので、酵素分解法へとシフトしていってます。

 

酵素分解法

酵素を用いて有効成分を抽出する方法です。
たとえばプロテアーゼ酵素というのは、はさみのような役割を持っていて、アミノ酸の鎖を断ち切る作用を持っています。

 

このとき、ひとつの酵素はひとつの作用のみしか行わないため、アミノ酸の鎖を断ち切ったあとには、それ以上の分解を行いません。
非常に有効成分の抽出率の高い方法です。
しかし、その分コストも割高です。

安物を選ぶと、有効成分がスカスカな場合も…

少し専門的になりましたが、プラセンタエキスのなかで高濃度のものを選びたいときには、分子分画法や酵素分解法によって抽出されたものをチョイスするといいでしょう。
とくに酵素分解法は、有効成分がほとんど残ったままなので、多少割高でもその値段に見合った効果が期待できます。

 

プラセンタ=プラセンタエキスではないと言われるのは、こうした製法の違いによって、場合によっては有効成分がかなり失われてしまっているものもあるからです。
出来る限り、原料原末に近いものを選びたいですよね。

 

プラセンタの値段の違いは、原料の品質と製造方法両方にかかってきますので、安いだけのものに安易に飛びつかないように気をつけてください。
値段が安いものは、必ず製造方法もチェックしてくださいね。

 

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