プラセンタとヒアルロン酸
コラーゲンとともに、ヒアルロン酸も「お肌にいい成分」として非常に有名です。
ナノ化ヒアルロン酸や、スーパーヒアルロン酸といった成分も見かけますし、商品は数え切れないほど出ています。
ここではプラセンタとヒアルロン酸について、その違いや作用の効果などを見ながら徹底比較していきます。
そもそもヒアルロン酸とは?
多くの人がヒアルロン酸を使った経験があり、すでにかなり身近な存在になっていることは間違いないでしょう。
しかし、コラーゲン同様「なんとなく肌にいいっぽい」くらいの認識で使っている方が多いのも事実です。
まずは簡単にヒアルロン酸についておさらいしておきましょう。
成分
N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸が連結したムコ多糖類の一種で、非常に高い分子量を持つ。
生体内では、関節や皮膚、脳など多くの部分にて超分子構造を形作っている。
ヒアルロン酸が足りなくなると、細胞中の水分維持に支障をきたす。
効果
人体の水分維持に高い効果をもたらし、経口摂取では皮膚の水分量増加や関節痛の改善などの効果が期待できる。
既存添加物として厚生労働省に認められている。
なんで肌にいいの?
ヒアルロン酸には高い保水力と粘性があるため、皮膚の水分量を保ち、角質の柔軟化などに役立つ。
プラセンタとどう組み合わせるべきか?
ヒアルロン酸は高い保湿効果が期待できますので、肌が乾燥してしまった場合などは、ヒアルロン酸入りの化粧水を塗ることですぐさまケアを行えます。
上記で挙げたように、経口摂取でもその効果は期待できます。
しかし、プラセンタと組み合わせる場合にはあまり意味を成しません。
なぜなら、プラセンタには「線維芽細胞増殖因子」が含まれており、この線維芽細胞がヒアルロン酸を作り出すからです。
コラーゲンも線維芽細胞によって作り出されます。
もちろん、コラーゲン同様身体に悪いものではない上に、効果も実証されていますので同時に摂って悪いものではありません。
しかし、線維芽細胞を活性化させるためにはビタミンCを同時に摂った方が効果的で安上がりです。
個人の好みで構わないのですが、プラセンタを「飲む」ことで摂取している方の場合は、ヒアルロン酸は「塗る」タイプのものを選んだ方がいいでしょう。
外側と内側、両方から肌の保湿・美白効果を進めていけます。
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